Splatoonプレイ感想 |
と、言ってもこのゲーム本当に考えて作りこまれていて、褒めるところしかないのですが。
・プレイしてどういうゲームだと思ったか
COD:BO2をベースにしつつ、イカ・インク・その他諸々の工夫によって従来の家庭用シューティングゲームが抱え続けてきた問題や弱点を克服、さらにオリジナリティを出すことに成功した高い完成度を誇るゲームだと思いました。「イカとインクの風変りなシューティング」としてでは決して収まりきりません。
・イカとインクとその他もろもろの工夫はどう従来の問題と弱点を克服しているか
自分が4年間ほどCODシリーズとBFシリーズを家庭用でプレイしてきて、不満に思い続けてきた点がいくつかありました。同じように思った多くのプレイヤーはそれらを「プライベートマッチに籠る」「掲示板に晒す」「ファンメールを送る」といった行為で解消しようとしてきましたが、Splatoonでは開発がそれら問題と弱点をすべて洗い出しひとつひとつ解消していっているのでそこまでする必要はないのです。
問題点の例として…
マップに戦略上意味のないエリア・場所が多い、殲滅戦ルールで極端に待たれるとつまらない、カスタムの自由度が高いせいで強カスタム構成がとことん強く結果自由度が低い、拠点確保ルールで相手がフルパーティ等の理由よってワンサイドゲームが始まると試合が終わるまでの10分20分がしょうもなくなる、ルールのわかりやすさと競技性が両立してない等…が挙げられます
これがSplatoonでは、マップのすべてに戦略上の意味があり、殲滅ルールはなく待つと陣地が塗れなくなり且つ待ちは壁や周囲を塗って崩しにいける、カスタムは自由度が低い分バランスがとられ逆に自由度が高く、パーティシステムは存在しない上にレイプされても所詮3分なので気にならない、ルールは分かりやすすぎるのに競技性が高い(これは奇跡としか言いようがない)です。
・さいごに
家庭用対戦シューティングゲーム界隈はマンネリ化・テンプレ化が深刻で、それらを払しょくするべく意欲作や個性作が出たりもしますがどれもこれも一瞬盛り上がっては散っていき全く定着しませんでした。Splatoonも払しょくするための作品として登場し盛り上がりをみせていますが、私はこれがこのゲームの完成度の高さによって散らずに定着する作品になると思っています。何よりイカちゃんがかわいすぎますしね。
ヲワリヲ